2/17(土)、穂の国とよはし芸術劇場PLATにて『アンチゴーヌ』13時の回を観てきました!
原作者は20世紀フランスの劇作家ジャン・アヌイ。
それなりに古典の知識を持つ方ならタイトルからお察しのとおり、この劇は古代ギリシアの悲劇作家ソポクレスによる『アンティゴネー』の翻案です。
今回演出を担当したのは栗山民也氏、翻訳は岩切正一郎氏です。以前私も観に行った『フェードル』の時と同じコンビですね。
そしてこのコンビで昨年10月にジロドゥの『トロイ戦争は起こらない』もやっていたそうなのですが、完全に見逃しました。情報すら手に入れていませんでした。悔しい。
『フェードル』のレポートはこちらになります。
アンチゴーヌ役は蒼井優さん、クレオン役は生瀬勝久さんで、東京・豊橋のほかには松本・京都・北九州で上演されました。
今回は演出面でいろいろ面白いところがあったので、それらを踏まえて『アンチゴーヌ』という劇について考えてみたいと思います。
※全公演終了したので思いっきりネタバレしています。
続きを読む