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そういやヘラクレスとペガソスが降り立った島の名前、本編では言及されていませんが、もしかするとエーゲ海北部の島・レムノス島かもしれません。
神話が語るにはピロクテテスもトロイア戦争に参加した英雄ですが、トロイアに着く前に脚に傷を受け、その傷が(おそらく膿んで)悪臭を放ちだしたがためにレムノス島に置き去りにされたのです。犯人はオデュッセウス。この神話に関してはギリシアの悲劇詩人ソポクレスが『ピロクテテス』という悲劇を書いています。この悲劇に出てくるオデュッセウスはマジで外道。
ちなみにピロクテテスが武器として携えていたのはヘラクレスの弓。この映画では(見方によれば)関係が逆転しているわけです。
まぁそういうわけでこの島はレムノス島だという推測はせめてそこだけはピロクテテス要素があってほしいという私の願望の表れでもあります。
補足はこのくらいにして本編の続きを見ていきます。
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