Εὕρηκα!

西洋古典学って、ご存知ですか?

クリエーターズマーケットvol.41出品目録

今年のオープンキャンパスにあわせて製作したアクセサリーたちがたいへんな好評を得たので、販売することにしました!

オープンキャンパスで私がやらかした諸々の所業についてはこちらの記事をご覧ください。

eureka-merl.hatenablog.com

 

1週間後に開催されるリエーターズマーケットvol.41(略してクリマ)にて出品します!

開催概要はクリマのホームページなどからチェックしていただけたらと思います。

私は12/1(日)のみ、ブース番号【C-385】、ブース名【Eureka!】で出展します。

本当はこのブログと同じギリシャ文字にしたかったんですけど、特殊文字とかではねられたら嫌やなーと思ってローマ・アルファベットにしましたw

 

ブース名は「ヘウレーカ」としましたが、アクセサリーブランドとしては3ラインに分かれています。

【 ab tempore antiquo 】

ラテン語で「古代より」。古代地中海世界で実際に身に付けられていたらしい宝飾品のデザインをもとに製作。

【 ut ait 】

ラテン語で「彼曰く」。ギリシャ語、ラテン語で書かれた文学作品の記述に発想を得て製作。

【anthologos】

ギリシャ語で「花を集めること」(アンソロジーの語源)。様々な花のモチーフをあしらったアクセサリーを展開。別名・めるさんの過去ログw 

 

上の2ラインは文学史や製作背景などを書いた解説カードのようなものを付けます(私自身の感覚ではこっちがメイン)。

anthologosは『ギリシア詩華集(Greek Anthology)』の一節を引用したカードをお付けします。(と言っても今回は2種類だけです)

 

以下に各商品の値段と色展開、画像を載せているので、お時間あればご覧ください。

 

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バッコスの信女たち@あいちトリエンナーレ

『縛られたプロメテウス』と同様、ギリシャ悲劇をベースにしていて、今年のあいちトリエンナーレを締めくくる日程で上演されたのが『バッカイ』です。

演出は劇団Qの主宰である市原佐都子氏により、正確なタイトルは『バッコスの信女たちーホルスタインの雌』。

『縛られたプロメテウス』といい、私の知っている悲劇と宣材写真とのギャップが大きくて、直前まで、いったい何を観ることになるんだという気持ち、不安と楽しみがないまぜになっていました。

そしてプロメテウスにはこんなものを見せられたわけですが、
eureka-merl.hatenablog.com

バッカイは、本当に、正統派ギリシャ悲劇でした。私の心にはカタルシスも到来しました。何だろう、当時のギリシャ人はこんなにすごい体験ができたの??しかも日当貰って??って気持ち。

 

そして後日エウリピデスによる原作を読み直した時の衝撃たるや。

そういうわけなので、この感動を共有させてください。

 

以下、エウリピデス版を「本家」、今回観たものを「Q版」と呼びます。

(エログロ表現わりとあるけど古典に親しんだみんななら耐性あるよね!!!!??というつもりで書いていきます)

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縛られたプロメテウス@あいちトリエンナーレ

10/14(月)に閉幕したあいちトリエンナーレで発表されたパフォーミングアーツ『縛られたプロメテウス』の鑑賞レポートです。

私があの部屋で見たものを、私の記憶に残っているまま、記録しています。なので、実際の内容とは多少のズレが生じていると思います。私はそんなに記憶力が良くないので。ついでに言うと文章力もない、なんか出来損ないの小説みたいな文体になってる。

そして、見たもの全てを記録しています。トリエンナーレの会期は終わったからネタバレしても問題ない、と判断して書きました。が、今後どこか別の機会で再び上演されることに期待される場合は、読まないことをお勧めします。

あ、私が行ったのは10/10(木)18:30の回です。

 

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