Εὕρηκα!

西洋古典学って、ご存知ですか?

ディズニー映画『ヘラクレス』コメンタリ ~Kidnapped Hercules~

前回の記事はこちら。

 eureka-merl.hatenablog.com

 

前回はヴィランズのハデスとその取り巻きが登場いたしまして、今回で起承転結の「起」が終わりそうです。

 

 

ハデスの思惑などつゆ知らず、オリンポスには穏やかな夜が訪れます。

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馬車の動きと共に昼から夜へ変わります。馬車というか、羊車?御者はおそらく眠りの神ヒュプノスです。 

 

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ゼウスもヘラもヘラクレスもペガソスもみんなすやすや。そこにハデスの子分であるペインとパニックが忍び寄ってきます。

そしてあっさり誘拐成功。

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ゼウスといえば浮気な神というのが世に知れすぎて忘れているひともいそうですが、ゼウスはもともと天空神なので、怒るとこうなります。

 

 

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一方こちらは誘拐に成功したペインとパニック。第一段階は成功したので第二段階です。 

神のままだと死なないので、ひとまず人間にして殺すというのがハデスの計画その2。

そこで二人はヘラクレスに何やら怪しい薬を飲ませます。

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完全に飲み切らなきゃ人間にはならないようですが、飲ませている途中に誰かがやって来て、慌てて隠れた二人は一滴飲み残させてしまいます。

このうっかりさんなあたり、アキレウスを完全な不死にはできなかったテティスを思い出します。

テティスは息子アキレウスを不死にしようとステュクスの水に彼を浸けるも、踵あたりは浸けることができずそこが急所になりました。

 

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通りかかったのは一組の男女、アンピトリュオンとアルクメネです。

実際の神話だと、アンピトリュオンはたしかに血の繋がっていない養父ですが、アルクメネは実母です。まぁここは映画のストーリーの大前提なので気にしてはいけない

 

長らく子宝に恵まれなかった二人は、見つけた赤子を神からの贈り物と思って育てることにしました。

ところがとんでもない光景を目の当たりにします。

 

 

【赤子のヘラクレスといえばこれ】

ヘラクレスを殺し損ねたふたり。こうなりゃヤケだと蛇に変身してヘラクレスに襲い掛かろうとします。

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が、しかし、

 

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赤子ヘラクレスは並外れた怪力の持ち主。襲い来る二匹の蛇を掴む!縛る!振り回す!そして投げる!!やりすぎぃ!

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そ し て こ の 顔 で あ る 。

この場面はもちろん、生まれたばかりのヘラクレスが寝床にやって来た毒蛇を絞め殺したエピソードに基づいています。もっとも、この毒蛇は本来ヘラが送り込んだものなのですが…。

 

さてさてとんでもない子どもを拾ってしまったアンピトリュオンとアルクメネ。夫婦の子育て生活やいかに。

そして無事に生きながらえたヘラクレスの人間としての生活はどうなるのかー!?

 

つづくよ!!