名古屋市博物館といえば、正面入り口までのアーケードに企画展のパネルがずらり並ぶのです。今回はこんな(↑)感じ。
がっつり尻に敷かれるモードのヘラクレスさん。あなたデイアネイラちゃんの存在はなかったことにしているんです???
というわけで!!
ついに行ってきました!!!
現在名古屋市博物館で行われている「世界遺産ポンペイの壁画展」!!
いや~大学メンバーシップで無料なのになかなか暑さに負けて行けず…。
そして無料、すなわち学生証を見せれば入れるもんだから半券をもらえず…。笑
さらに平日の午後だったにも関わらずけっこう混んでる!!
こちらの展覧会、今年4/29~7/3に東京・六本木の森アーツセンターギャラリーで開催されていたものです。名古屋に巡回してくれました。ありがたい。
なんと今回写真撮影OK(※9/16までの平日限定)だったので、何枚か画像付きでご紹介いたします!
展示は4つのセクションに分かれていました。
「Ⅰ 建築と風景」
壁画の第1~4様式の移り変わりを紹介。第1様式は壁面を豪華にするのを頑張っていたのが、第2様式になると”壁に建物を描く”というある種のだまし絵のような描き方に。
第3様式では非現実的なモチーフ(神話など)が好んで描かれ、さらに今までの要素が混在した第4様式へ。
入ってすぐに視界を覆い尽くした”赤い建築を描いた壁面装飾”がこのセクションの目玉でしたかね。
これは撮れなかったので、代わりにエジプト青が美しい海浜別荘の壁面装飾を。
壁画を描く時に使われた道具や顔料の展示もありましたよ!
「Ⅱ 日常の生活」
カルミアーノという土地の農園別荘の食堂の壁です。
並べてコラージュしましたが、実際は部屋を丸ごと再現、という形で展示されていました。
(左)東壁 ディオニュソスとケレス
(中)南壁 ディオニュソスの凱旋
(右)西壁 ポセイドンとアミュモネ
第3~4様式の神話画が多かったのですが、ローマで行われていた戦車競技を描いたものや選挙ポスターなど、まさにローマ市民の日常が窺い知れるセクションでした。
「Ⅲ 神話」
目玉は何といっても、今回の展覧会のポスターにもなっているエルコラーノのアウグステウムの壁画!
(左)ケイロンによるアキレウスの教育
(中)赤ん坊のテレフォスを発見するヘラクレス
そのほか馴染みの神話が描かれたものがたくさん!
是非とも予習・復習をして見ていただきたいところ。
「Ⅳ 神々と信仰」
このセクションは残念ながら撮影できるものがありませんでした…。
神話というより神々単体の絵が展示されていました。ローマの宗教事情がどうだったかを知れるセクションでした~。
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この展覧会はまだまだ全国を巡回していくので、西方にお住まいの方はお楽しみに!
人の多さに頷ける濃い内容です。
<巡回予定>
~2016/9/25 @名古屋市博物館
2016/10/15~12/25 @兵庫県立美術館
2017/1/21~3/26 @山口県立美術館
2017/4~6月 福岡(予定)
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ここからはおまけ。
物販ではとりあえず図録と、紅茶専門店ルピシアとのコラボ商品であるオルヅォという麦茶を購入~。
ルピシアは缶が可愛いから好きです。
帰宅してさっそく淹れてみました。水出しで。
味も見た目も普通の麦茶でしたw
ただ抽出力抜群みたいで、この写真を撮った後、先に載せた画像のコラージュを頑張っている間に真っ黒になってしまいましたwww